偏屈先生のお気に入りは俺らしい

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「本当にもう寂しがり屋さんだなぁ…しょうがない、一緒に買い物しようぜ?な?」 「黙れ、僕は帰る」 「はいはい、お?紫乃、これなんだ?何か珍しいのあるぞ」 「おい…」 「紫乃、こっち!これ見て。ん!」 珍しいお菓子を発見した俺はふらふらそちらに引き寄せられる。 呼んだはずの人物は簡単についてくる奴じゃないのは経験済みだ。 俺は顔だけ出して、こっちに来いと身ぶり手振りで伝えると暫くの間の後、盛大な溜め息をついた紫乃はこちらへ向かって歩いてきた。
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