偏屈先生のお気に入りは俺らしい

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「なぁ、紫乃」 「なんだ」 「今日これから帰ったら夕飯までお前執筆だろ?区切り良い所まで進んだらさ、たまには一緒に晩酌しようぜ」 俺は酒を手に持ちながら紫乃に微笑む。 「ふ…そうだな…悪くない。つまみも適当に買っていくぞ」 執筆期間中はそこまで飲むことはないが紫乃だって俺に負けず劣らず酒好きだ。 偏屈でツンデレなこの男も呑みの誘いだけは断らない。  
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