偏屈先生のお気に入りは俺らしい

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「んじゃ、ワインも買ってくか。紫乃好きだろ?」 「ああ、血のような赤…純潔の白…淡い桜色に色づくロゼ…それぞれに魅力がある…美しい…」 「全部買うのか?」 「ふ、無論だ…買わないわけがないだろ」 大荷物になるな…これ…自転車で来るべきだったか…。  なんて事を思いつつも俺と紫乃は酒とつまみで溢れるカゴをレジへと持って行ったのだった。
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