偏屈先生のお気に入りは俺らしい

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「………落として割られても面倒だ…そっちを寄越せ」 「へ?あ…」 ひょいとワインが入った袋を奪うように持ち、紫乃はスタスタと先に歩いていく。 ……何だかんだ言ってもやっぱり…優しいよな…。 「待てよ、紫乃。速いって!」 足早に歩くこいつの後ろに俺は駆け足で駆け寄った。
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