偏屈先生のお気に入りは俺らしい

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「今日のはどうだ?」 「まぁまぁだな…だが最近手抜きが目立つぞ。このスープは彩りこそ美しいが、余った野菜をぶちこんだだけの…僕でも作れそうな調理じゃないか。僕のために料理をしろよ」 「あのなぁ…お前最近隠れて菓子ばっか食ってるだろ?んでご飯時に腹減ってないから全然食わないし、野菜不足なの。それ補ってやろうとしている俺の愛情がたっぷり入った有り難いスープなんだから文句言わずに食べなさい」 「………」 あ、今…露骨に目を逸らした。 今回ばかりは俺の方が正論だからな。 なにも言わせません。  
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