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晩酌と書いて和姦(?)と読む
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「まだ…飲める…」
空になっているワインの瓶をぎゅっと抱きながら文はぐでんぐでんになっている。
結局トータル何杯飲ませたんだ?まぁ数えるのも馬鹿らしい量であるのは間違いないな…。
「…ようやくか…日に日に強くなっていないか?…全く…やはりお前は僕より強いと認めざる負えないらしい…」
「むー…?何言ってんだぁ…?」
「何も言っていないから、お前は気にしなくていい」
ワインの瓶を引き剥がし同じ年代なはずのその小柄な男の膝裏と背中に腕を添えては僕は抱き抱える。
「やだ…なんだよ…下ろせ…まだ飲むのに…」
「明日にしろ。どうせ寝るんだから」
身を任せつつも眉間に皺を寄せる様子にさらりと僕は言葉を返しながら部屋へと運ぶ。
もちろん、こいつの部屋にだ。
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