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愛しい記憶は二日酔いに隠されて
「ん…朝か…?なんだよ、紫乃…お前また俺をホールドして隣で寝…てない?…ぷはぁっ…布団被って寝ちゃダメ!俺!死ぬやつこれ…!」
重みと身動きの取れない体で目が覚めたので隣で寝ていると思わしき男に声をかけるが返答はなく、思考が復活してきた俺の視界には暗闇…
息苦しさにその暗闇を掴んで退けると掛け布団で、隣にいるはずの俺の姿はなく、俺は肩で息をしながら己にツッコミを入れたのだった。
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