愛しい記憶は二日酔いに隠されて

2/8
前へ
/50ページ
次へ
「酒飲んでたよな…?二日酔いだし俺…飲んだ次の日は隣にいるのに珍しい…」 呟きながらふと己に視線を向ける。 今日の俺はきちんとパジャマを着ていた。 何故か紫乃と飲んだ日は必ず真っ裸になっていて服や下着を探す羽目になるのだ。 紫乃曰く、俺は酔ったら歌いながらストリップを始める奇行の持ち主らしいが… 完全に酔いが回ってからの記憶はいつもないから覚えてはいないのだ。 でも…今日は…何だか良い夢を見た。 あいつが…愛してるって…言ってくれたんだ… 夢でも…嬉しかった…。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加