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「ほんとに残念だよ…」
それからゆっくりと顔を上げたリックは、気を失ったリードを見つめながらポツリと呟く。
あまりに快感が強烈すぎて、リードは脳も体も限界を越えてしまい失神したようだった。
それでもリックは独り言を続ける。
「犬にイカさせるのがやっぱり惜しくなったよ。このまま僕が無茶苦茶に犯してやりたいところなんだけど、お兄さんの全てをしゃぶりつくせるのはーー
オルドス将軍様だけなんだ」
その表情はひどく心残りがあるように見えた。
「こんなにおいしそうな獲物を目の前にしておあずけを食らうなんて、惜しくて気が狂いそうになるよ…」
言いながら、リードの頬を愛おしそうに撫でる。
「でも…
どうしても我慢しきれなくなったら襲っちゃうかもしれない。その時は、これでもかっていうぐらい啼かせてあげるからね」
妖しい笑みを零すと、リックはそっとリードに口づけしたのだったーー
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