琴音の休日

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ピーンポーン 「「こーとーねーちゃーん!」」 なんか声が二重に聞こえた感じがする 玄関のドアを開けると同時に女の子が飛びついて来る 「あ、あれ?りきちゃん?」 「琴音ちゃんおはよう!」 「お、おはよう、何でりきちゃんが?」 「なんか公園で弟と遊んでたら彩ちゃんが見えたから話を聞くと買い物するそうじゃないですか!」 あ、弟いたんだ と心の中で思う 「だから、弟を家にすぐ帰らせて、付いてきたわけです!」 「な、なるほど」 「よし!じゃありきちゃんもいることだし!3人で買い物に行きますか!」 「おーーー!」 この2人が揃うとすごくテンションが高くて付いていけなくなる ただ1人から2人そして今3人に増えた事で楽しさも増えているのが分かる 「して、琴音殿買い物とは何を?」 「あ、夕ご飯の買い物なんだけど、余ったお金使って良いって言われたからお昼一緒に食べない?」 「彩隊長!琴音殿からのお誘いでありますがどう致しますか!」 「うむ!お誘いを受けようではないか!断る理由が見つからん!」 このやり取りは何故生まれたのだろうか… 混乱する琴音を他所に話は進む 「まぁ、買い物が出来てお昼ご飯も食べられってなったら大っきめの場所だよね?」 「んー、彩ちゃんどこか良いところある?」 「ここら辺田舎だからねー、バス乗って駅方面まで行こうか?」 「そうだね!じゃあ琴音ちゃん!そういう事でレッツゴー!」 「わかった」 話が勝手に決まって行ってしまっている ただ、いつも近くで買い物を済ませてるから駅まで行くのは新しい発見があるかもしれない 少しワクワクも混ざりつつ 楽しめる自分もいて幸せを感じている こんな私でも楽しめる事があるのは嬉しい
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