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良平は世界共通語を使って説明したはずなのに、日本語で和歌を披露した時よりも、聞いている社員はぽか~んとしてしまって、訳し終わったあとも、意味を一生懸命考えているのか、誰もしゃべらない。
さすがの良平も、心配になってダメか?と、社員たちの顔を見回すと、夢から覚めたようにはっとした社員たちは、いいんじゃないかと慌てて首を縦に振った。
そうして、言霊【愛】のキャラクターは決められていった。
名前も愛と歌を掛け合わせ、「愛歌」に決まり、ベン・シュミットの騒動をことを除けば、【愛】についての話し合いは思ったよりも先へ進んで、無事に終了したのだった。
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