第2章 狙われている!

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「ねぇねぇ……何か凄い事になってきたねえ!」 「小枝子ちゃん……兵器は戦争の道具なんだ。 戦争になれば…この辺りも廃墟になる…。 そんな悠長な事を言っている場合じゃないよ! こうしている間にも……組織は俺達を血ナマコになって探してる……。 捕まったら当然……命は無い……! その美貌だって……。」 「ああ……なんて不幸な美少女なんでしょ! こうなったら全面戦争だわ! ムラタさん……武器を調達してちょうだい…。」 二人「うんうん……そうそう、この取引の場を押さえるか? しかし、情報が流れたとして…… 予定を変更するかもしれないな…… 」 「ちょっと……私の話を聞いてるの?」 ふいに部屋の内線が鳴った……。 『お客様……周りのお部屋から苦情がきています。 少し静かにしていただいて良いでしょうか?』 ムラタはカーテンを少し開けて外の様子を伺った。 「坊っちゃん、今夜は…このまま やり過ごしますか? それとも少しでも遠くに逃れたほうが?…… 」 「うん、俺もそれを考えてた…。 通りの少ない時間帯に動くのも標的になるだけだしな。  車は乗り換えようか? 適当な車は有る?……。」 「地雷を踏んでも走破出来て…そこそこスピード出るヤツですかね?…… 特注のハマーにしてみますか?」 「え~☆ ハマーってアラブの石油王とか乗るヤツでしょ…… 楽しみ~☆(*´∀`)ノ」 「サエちゃん、言っとくけど……災難持ち込んだの……サエちゃんだからね!」 「そうでした……シュン~☆ シュン太郎~☆…。」 ムラタは一人苦笑している…。 「シュン太郎~☆」 どうもツボにハマったらしい…。
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