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「ねぇねぇ……何か凄い事になってきたねえ!」
「小枝子ちゃん……兵器は戦争の道具なんだ。
戦争になれば…この辺りも廃墟になる…。
そんな悠長な事を言っている場合じゃないよ!
こうしている間にも……組織は俺達を血ナマコになって探してる……。
捕まったら当然……命は無い……!
その美貌だって……。」
「ああ……なんて不幸な美少女なんでしょ!
こうなったら全面戦争だわ!
ムラタさん……武器を調達してちょうだい…。」
二人「うんうん……そうそう、この取引の場を押さえるか?
しかし、情報が流れたとして……
予定を変更するかもしれないな…… 」
「ちょっと……私の話を聞いてるの?」
ふいに部屋の内線が鳴った……。
『お客様……周りのお部屋から苦情がきています。
少し静かにしていただいて良いでしょうか?』
ムラタはカーテンを少し開けて外の様子を伺った。
「坊っちゃん、今夜は…このまま やり過ごしますか?
それとも少しでも遠くに逃れたほうが?…… 」
「うん、俺もそれを考えてた…。
通りの少ない時間帯に動くのも標的になるだけだしな。
車は乗り換えようか? 適当な車は有る?……。」
「地雷を踏んでも走破出来て…そこそこスピード出るヤツですかね?……
特注のハマーにしてみますか?」
「え~☆ ハマーってアラブの石油王とか乗るヤツでしょ……
楽しみ~☆(*´∀`)ノ」
「サエちゃん、言っとくけど……災難持ち込んだの……サエちゃんだからね!」
「そうでした……シュン~☆ シュン太郎~☆…。」
ムラタは一人苦笑している…。
「シュン太郎~☆」 どうもツボにハマったらしい…。
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