第2章 狙われている!

6/12
前へ
/32ページ
次へ
50台の黒ハマーは少しずつ分散しながら走り続ける…… 3人が目指したのは長野県佐久市にある… 臼田(うすだ)宇宙空間観測所…… 「ここは…どこ…?」 「宇宙航空研究開発機構… (JAXA) の研究機関なんだ。  有名なとこじゃあ……小惑星探査機『はやぶさ』の惑星探査機との通信用観測所だよ…。」 「ほお~、でっかいアンテナだね~☆ それで何の為に……?」 「ああ…君が拾ったマイクロSDカードを使って… 衛星を動かす!  出来れば、この兵器としてのシステムを無効化したい!」 「そうなんだあ…。 それって凄い事だよね…。 地球の危機を救うレベル…?」 「いや、緊張している中東の情勢を少し緩和する程度だよ…。 でも、誰かが やらなければ…罪もない民間人にも被害が出る…。」 「罪もない人たちを巻き込むなんて…許せない! お天道様が許しても……この髙円小枝子が許さないわ!(`_´メ)」 二人「おお~☆ そっちに来ましたね…☆」 夜を待ってムラタと哲郎は例のマイクロSDカードを繋いだパソコンと観測所のアンテナをリンクした…。 「よし…衛星とパソコンをリンクしたぞ…!」 「これでシステムが起動したら大変…!」 「システムを破壊する為には… どうしても一度正しいパスワードを入力して システムを起動した後に目標を安全な海の上に変更して…終了する必要がある!」 「ムラタ……やれるか…?」 「はい、90%の確率でシステム破壊は可能です。」 「もし…しくじったら……?」 「大山グループは…マスコミに知られないように迎撃ミサイルを保有しています…。 それを使うしか無いかと…。」 「了解…! あとは祈るしかないな…。」 ムラタは器用にパソコンを操作しながら システムの無効化を目指した…☆ 「よしっ!」 「ええっ…出来たの…? 凄~い☆  バンザーイ…地球の皆さん、世界の危機は去りました!」 「やったあ…☆」 3人はハイタッチをして喜んだ…。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加