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50台の黒ハマーは少しずつ分散しながら走り続ける……
3人が目指したのは長野県佐久市にある…
臼田(うすだ)宇宙空間観測所……
「ここは…どこ…?」
「宇宙航空研究開発機構… (JAXA) の研究機関なんだ。
有名なとこじゃあ……小惑星探査機『はやぶさ』の惑星探査機との通信用観測所だよ…。」
「ほお~、でっかいアンテナだね~☆
それで何の為に……?」
「ああ…君が拾ったマイクロSDカードを使って…
衛星を動かす!
出来れば、この兵器としてのシステムを無効化したい!」
「そうなんだあ…。 それって凄い事だよね…。
地球の危機を救うレベル…?」
「いや、緊張している中東の情勢を少し緩和する程度だよ…。
でも、誰かが やらなければ…罪もない民間人にも被害が出る…。」
「罪もない人たちを巻き込むなんて…許せない!
お天道様が許しても……この髙円小枝子が許さないわ!(`_´メ)」
二人「おお~☆ そっちに来ましたね…☆」
夜を待ってムラタと哲郎は例のマイクロSDカードを繋いだパソコンと観測所のアンテナをリンクした…。
「よし…衛星とパソコンをリンクしたぞ…!」
「これでシステムが起動したら大変…!」
「システムを破壊する為には…
どうしても一度正しいパスワードを入力して
システムを起動した後に目標を安全な海の上に変更して…終了する必要がある!」
「ムラタ……やれるか…?」
「はい、90%の確率でシステム破壊は可能です。」
「もし…しくじったら……?」
「大山グループは…マスコミに知られないように迎撃ミサイルを保有しています…。
それを使うしか無いかと…。」
「了解…! あとは祈るしかないな…。」
ムラタは器用にパソコンを操作しながら
システムの無効化を目指した…☆
「よしっ!」
「ええっ…出来たの…? 凄~い☆
バンザーイ…地球の皆さん、世界の危機は去りました!」
「やったあ…☆」
3人はハイタッチをして喜んだ…。
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