第2章 狙われている!

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翌朝…3人は横須賀港の米海軍艦艇係留波止場にいた。 「こんな…小さな部品で世界の平和が侵されたら大変だわ…。 これっ…どうしよっか?」 「海に棄てるのが良いんじゃない…?」 「それっ!… 」 どこからか男が出てきて…そのマイクロSDカードを網で掬(すく)って逃げて行った…。 「ああ~☆」 小枝子はムラタと哲郎が追いかけないのを不思議に思った。 「えっ…どうして追いかけないの…?」 「まあ…しょうがないじゃないか…。」 二人がハマーに乗り込むので、小枝子も仕方無く乗り込んだ。 哲郎は筆談を始めた…。 「-盗聴されてるぞ。-」 「-ええ~☆ それで、とうするの?-」 「-さっきのマイクロSDカードは偽物-」 小枝子はカッとして哲郎の頭を叩いてしまった☆ 「-さっきのSDカードが偽物と分かったら、 また追ってくるぞ!-」 哲郎とムラタは心得たように… 最初はスロースタートで、段々とスピードを上げていった…。 哲郎は3代目J Soul Brothersの『 R・Y・U・S・E・I 』の歌まねとダンスを始めた…。 クライマックスに差し掛かると… 小枝子は限界に達して… 「うるさ~い!!!☆☆☆」と叫ぶ!! 「逝ったな…☆」 哲郎は隠しマイクを取り出して小枝子に見せた。 「盗聴してたヤツは耳鼻科直行だな…。」
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