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翌朝…3人は横須賀港の米海軍艦艇係留波止場にいた。
「こんな…小さな部品で世界の平和が侵されたら大変だわ…。
これっ…どうしよっか?」
「海に棄てるのが良いんじゃない…?」
「それっ!… 」
どこからか男が出てきて…そのマイクロSDカードを網で掬(すく)って逃げて行った…。
「ああ~☆」
小枝子はムラタと哲郎が追いかけないのを不思議に思った。
「えっ…どうして追いかけないの…?」
「まあ…しょうがないじゃないか…。」
二人がハマーに乗り込むので、小枝子も仕方無く乗り込んだ。
哲郎は筆談を始めた…。
「-盗聴されてるぞ。-」
「-ええ~☆ それで、とうするの?-」
「-さっきのマイクロSDカードは偽物-」
小枝子はカッとして哲郎の頭を叩いてしまった☆
「-さっきのSDカードが偽物と分かったら、
また追ってくるぞ!-」
哲郎とムラタは心得たように…
最初はスロースタートで、段々とスピードを上げていった…。
哲郎は3代目J Soul Brothersの『 R・Y・U・S・E・I 』の歌まねとダンスを始めた…。
クライマックスに差し掛かると…
小枝子は限界に達して…
「うるさ~い!!!☆☆☆」と叫ぶ!!
「逝ったな…☆」
哲郎は隠しマイクを取り出して小枝子に見せた。
「盗聴してたヤツは耳鼻科直行だな…。」
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