第2章 狙われている!

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「サントリーニ島?…… 」 「ああ……ギリシャ本土から南東に200キロの所 ……さらに南に110キロ行けばクレタ島さ。」 「ふむふむ……クレタ島なら聞いた事あるわ。 それにしても岩山の上にひしめくように建物が立っているわ……。」 「紀元前1628年頃、海底火山の爆発的噴火によって、 地中のマグマが噴き出してできた空洞状の陸… それが陥没してカルデラを形成し、 現在のような地形になったんだ。 幻の大陸アトランティス伝説も ここに由来しているみたい。」 「そうなんだあ…… 白い壁ばかりで綺麗だわ……。」 「気に入った…?」 「うん……。」 「じゃあ明日は観光してみよう…(*´∀`)ノ」 観光地らしくディナーも雰囲気のあるレストランで戴いた。 ホテルの部屋へ戻ると小枝子は… とても しおらしく 成っていた…。 哲郎が小枝子をレディーとしてモテナすので、 小枝子も哲郎を紳士として認めているようだ。 「テツ……貴方は危険な香りがするけど…… 私を飽きさせない…… もっと私を夢中にさせて……。」 哲郎は小枝子の そういう表情を… いつまでも大切に…しまっておきたい衝動にかられる。 その夜…哲郎は小枝子を… エーゲ海を泳ぐ人魚姫のようだとイメージした。
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