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「サントリーニ島?…… 」
「ああ……ギリシャ本土から南東に200キロの所
……さらに南に110キロ行けばクレタ島さ。」
「ふむふむ……クレタ島なら聞いた事あるわ。
それにしても岩山の上にひしめくように建物が立っているわ……。」
「紀元前1628年頃、海底火山の爆発的噴火によって、
地中のマグマが噴き出してできた空洞状の陸…
それが陥没してカルデラを形成し、
現在のような地形になったんだ。
幻の大陸アトランティス伝説も ここに由来しているみたい。」
「そうなんだあ……
白い壁ばかりで綺麗だわ……。」
「気に入った…?」
「うん……。」
「じゃあ明日は観光してみよう…(*´∀`)ノ」
観光地らしくディナーも雰囲気のあるレストランで戴いた。
ホテルの部屋へ戻ると小枝子は…
とても しおらしく 成っていた…。
哲郎が小枝子をレディーとしてモテナすので、
小枝子も哲郎を紳士として認めているようだ。
「テツ……貴方は危険な香りがするけど……
私を飽きさせない……
もっと私を夢中にさせて……。」
哲郎は小枝子の そういう表情を…
いつまでも大切に…しまっておきたい衝動にかられる。
その夜…哲郎は小枝子を…
エーゲ海を泳ぐ人魚姫のようだとイメージした。
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