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哲郎は、ふと《親父って こういうタイプの女の子が好みかもね… 》と思った。
大山哲郎は念のため診察台に乗せられ、あっちの検査、コッチの検査と まな板の鯉 状態。
「髙円(たかまど)さんだっけ?
悪いんだけど、上司に報告したいから大山さんに付き添ってもらってて良いかな?」
「はい、モチロン良いですよ。 私の命の恩人ですから…。」
哲郎
「ねえ、小枝子ちゃんだっけ? 学校は良いの?
連絡した?」
「あっ、そうですね。 学校に連絡しないと心配しますね。
ゼネコンの監督さんが帰って来たら電話しますね。」
哲郎
「小枝子ちゃん、モデルさんのさあ…ランウェイウォークって出来る? 見たいんだけど…。」
「ああ…出来ますよ。 じゃあ……こんな感じで。」
これには病院の職員も大喜び☆(*´∀`)ノ
「ヤンヤ…ヤンヤ…☆☆☆」
哲郎
「小枝子ちゃん、レッスン受けてるの? 歩き方が超綺麗。」
「ええ…興味があって。 スポンサーもついてるの。」
「大山華麗?」
「うん、大山グループですね。」
現場監督
「君達って知り合いなの?」
哲郎
「たまたま なんだけど、美人モデルとスポンサーの会社の御曹司みたいな……。」
現場監督
「まあ、こちらは大山哲郎さんが軽傷で、髙円小枝子さんの無事が確認できれば、それで良いんだけどね。
まあ良いモン見せてもらったわ。」
哲郎は小枝子と何となく上手く付き合える気がしていた。
小枝子
「哲郎さん、アイスクリーム買ってきたよ。」
「ああ、サンキュー…。」
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