第1章 災難の中での出会い

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哲郎は、ふと《親父って こういうタイプの女の子が好みかもね… 》と思った。 大山哲郎は念のため診察台に乗せられ、あっちの検査、コッチの検査と まな板の鯉 状態。 「髙円(たかまど)さんだっけ? 悪いんだけど、上司に報告したいから大山さんに付き添ってもらってて良いかな?」 「はい、モチロン良いですよ。 私の命の恩人ですから…。」 哲郎 「ねえ、小枝子ちゃんだっけ? 学校は良いの?  連絡した?」 「あっ、そうですね。 学校に連絡しないと心配しますね。  ゼネコンの監督さんが帰って来たら電話しますね。」 哲郎 「小枝子ちゃん、モデルさんのさあ…ランウェイウォークって出来る? 見たいんだけど…。」 「ああ…出来ますよ。 じゃあ……こんな感じで。」 これには病院の職員も大喜び☆(*´∀`)ノ 「ヤンヤ…ヤンヤ…☆☆☆」 哲郎 「小枝子ちゃん、レッスン受けてるの? 歩き方が超綺麗。」 「ええ…興味があって。 スポンサーもついてるの。」 「大山華麗?」 「うん、大山グループですね。」 現場監督 「君達って知り合いなの?」 哲郎 「たまたま なんだけど、美人モデルとスポンサーの会社の御曹司みたいな……。」 現場監督 「まあ、こちらは大山哲郎さんが軽傷で、髙円小枝子さんの無事が確認できれば、それで良いんだけどね。 まあ良いモン見せてもらったわ。」 哲郎は小枝子と何となく上手く付き合える気がしていた。 小枝子 「哲郎さん、アイスクリーム買ってきたよ。」 「ああ、サンキュー…。」
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