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「兄貴~☆ 私お台場好きなんだ…。 」
「分かったぞ~☆」
二人
「東京ジョイポリス と ラウンドワン スタジアム!」
二人は少年と少女のように はしゃいだ。
夕刻からは渋谷、夜は東京スカイツリー展望台。
昼間のクールダウンには もってこいの遊び場チョイスだった。
「よみうりランドも行きたかったなあ…。」
「じゃあ、今度私がお弁当作ってくるわ!」
スカイツリーからの眺め……
サエの横顔が美し過ぎる…。
「なあ、サエは妹じゃなくて…
俺の彼女にならないか?」
「ええ~☆ だって10年早いって……。」
「今日な……10年分 サエを見てきたんだ。
そしたら、彼女にしたい…他の男に取られたくないって…そう思ったんだ。
サエはどう…?」
「うん…今付き合ってる人は居ないんだ。
前向きに検討させていただきます…
ってトコかな…?」
「なんだ? その淡白な返事は?
好きか嫌いか…だろ?」
「テツ……こんな私でも昔 恋をしてね…
失恋……だから男性と付き合うのは怖いんだよ。
もう恋なんか しない…って何度も思ったんだ。」
「テツ…って呼び捨てかよ? それにサエの昔って…いつの昔だよ?」
「テツはデリカシーがゼロだけど…
素朴な処が好きよ…。」
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