第1章 災難の中での出会い

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「兄貴~☆ 私お台場好きなんだ…。 」 「分かったぞ~☆」 二人 「東京ジョイポリス と ラウンドワン スタジアム!」 二人は少年と少女のように はしゃいだ。 夕刻からは渋谷、夜は東京スカイツリー展望台。 昼間のクールダウンには もってこいの遊び場チョイスだった。 「よみうりランドも行きたかったなあ…。」 「じゃあ、今度私がお弁当作ってくるわ!」 スカイツリーからの眺め…… サエの横顔が美し過ぎる…。 「なあ、サエは妹じゃなくて… 俺の彼女にならないか?」 「ええ~☆ だって10年早いって……。」 「今日な……10年分 サエを見てきたんだ。 そしたら、彼女にしたい…他の男に取られたくないって…そう思ったんだ。 サエはどう…?」 「うん…今付き合ってる人は居ないんだ。 前向きに検討させていただきます… ってトコかな…?」 「なんだ? その淡白な返事は? 好きか嫌いか…だろ?」 「テツ……こんな私でも昔 恋をしてね… 失恋……だから男性と付き合うのは怖いんだよ。 もう恋なんか しない…って何度も思ったんだ。」 「テツ…って呼び捨てかよ? それにサエの昔って…いつの昔だよ?」 「テツはデリカシーがゼロだけど… 素朴な処が好きよ…。」
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