第1章 災難の中での出会い

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「よし、じゃあ様子見でいくか…?」 「うん…テツ、ハグしてみて…。」 「え、良いのかい? 男は直ぐに その気になっちまう生き物だぞ。」 「様子見だから……お・た・め・し!」 哲郎は小枝子をハグした…。 昼間にかいた汗も気にならず良い匂いがした…。 「これで断られたら…地獄だわ!」 小枝子はクスクス笑った…。 「キスは? 良いのか?」 「聞かないで……。」 哲郎は 繊細に気遣いをして…小枝子にキスをした。 小枝子は少し涙が溢れた。 「嫌だった?」 「ううん、感動しただけ…。」 二人はスカイツリー31階のソラマチ・レストランから夜景を眺める。 小枝子は顔が整っているせいか大人びて見える。 哲郎も20才で立派な成人だ。 二人は良い雰囲気で愛を囁く……。
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