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そんな秋也の気持ちも知らず、うっとりと眼を細めて腰をくねらせる玲は実に気持ち悦さそうだ。
その姿に、秋也は思わずくすりと笑った。
ベッドの上には、昨夜引き裂いてぼろぼろになった制服が脱ぎ捨ててある。
制服から、手錠から開放され、自由に動く玲。
「おい、遅刻だぞ。完全に」
「んッ。たまには……イイんじゃなぃ?」
「……そうか。そうだな」
たまにはこうして、不真面目になるのもいいのかもしれない。
そうすれば、妙なコスプレにはまる事もないのだろうから。
そんな風に考えながらにっこり笑うと、秋也はゆっくり腰を動かし始めた。
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