壱「嵐の訪れ」
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壱「嵐の訪れ」

壱「嵐の訪れ」  むかしむかし、空よりもっと高いところに、龍の王様がおりました。  王様は龍や人や、すべての生き物から尊敬され、好かれていました。  ところがある日、悪いことをたくらんだ真っ黒な龍が、夜にこっそり王様の部屋に入って、王様を殺してしまいました。  王様の子どもたちも殺されてしまうのではないかと思った貴族たちは、すぐにその子どもたちを宝石に変えて、人の世界に送りました。  宝石になった龍たちはそれぞれ自分と気が合いそうな赤ん坊を見つけて、その子どもたちの心に入りました。  今も、世界のどこかには、宝石になった龍を宿した子どもたちがいるそうです。
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