第十章 嵐の予感

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第十章 嵐の予感

店にも慣れてきた頃、福岡の友達から連絡が入る。 金井望と言う子で、高校の同級生だ。 彼女が短大に行っていた時に少しだけ付き合ってたことがあるが 今はなんとも無い。 「アキ君、こんな有名店に働いてるんやね。一回行ってみたいから 予約とってよ!」 昔から若干強引な子だったが、今回も押しに負けてしまった。 アキヒトが亀井店長に相談すると 「ハルカのところが一枠空いてるから入れてやり。」 と言ってくれた為、お願いする事にする。 「え!副店長に切ってもらえるの?すごいイケメン先生もいるんやろ? 楽しみー!!」 ・・・・・・まあ喜んでくれたからいいや と予約を入れる。 わざわざ九州から来てくれるんだし、ありがたいことである。 持つべきものは友達だと彼はホクホクしていた。
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