第十一章 嵐の予感 その2

1/1
前へ
/24ページ
次へ

第十一章 嵐の予感 その2

「俺の友達が九州から来るんで、よろしくお願いします。」 望の来る当日、アキヒトがハルカさんのもとに声をかけにいった。 「ふうん。」 なんだか目線が冷たい気がする。 「元カノですけど、今はなんとも無いですからね。」 アキヒトは慌てて言った。 「別に、気にしてへんもん。」 とハルカさんが言う。 “少しは気にしてくれよ。” 内心アキヒトは思いながら、女の考える事はちっとも分からん!と さじを投げたくなった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加