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｢あ、光じゃん｣
視線をずらして、後ろをみると小学校の時に同じクラスだった光が目に入った。
｢杉森。小学生以来だね｣
光と話している間も隣からめっちゃ感じる視線。
なんだか、ずっと見られているような気がする。
｢あの、なにか用.......？｣
あまりに見られているので、ついに聞いてしまう。
｢あ、なんでもない.......｣
苦笑いをして、俺から光へと視線を移す。
｢杉森、人見知り？｣
｢.......え？｣
｢初めてだからってやしなに冷たすぎ｣
｢.......やしなって誰？｣
光から出てくる名前に覚えがなくて、首を傾げる。
｢この子だよ。ってか、この場面で1人しかいないでしょ｣
光がさっきの隣の女の子を指さす。
｢.......んな、冷たかったか？｣
｢うん。なんか怖いけど？｣
｢あー、そんなつもりねーんだけどな｣
無意識のうちに冷たくなっていたのかもしれないと、さすがに申し訳なく思う。
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