恋愛観のお話

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恋愛観のお話

太古、陰陽同体の常 太陽とアマテラスの後悔と無念 "二人で1つだったのに""二人で1つだったのに" 離れてしまった手弱女(タオヤメ)益荒男(マスラオ) 何度も問うた また逢えますかと 命受け降り立つ高天ヶ原 この目に余る馬鹿な輩 神格棄てて岩戸隠れ 今となっては昔の事 拐かしたるタジカラオ 泣き暮れ逝った亡骸の 裂いて吊るした白妙の裾 幾年月も身を賭け乞うぞ 出でよ愛しい片割れよ 一対の願い叶わねど 『明日、天気にしておくれ』
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