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「ネェ・・・・本当に別れるの?」
「アア!」
「あのね~~もう一度やりなおさない?」
「イヤ・・・マジ無理だって!」
「お願い・・・もう一度考え治してくれない・・・ねぇ!」
「もう、勘弁してくれよ・・・俺はお前にホトホト疲れたんだよ!」
「これ程頼んでも・・・ダメなの?」
「ホント無理!」
「付き合ってた頃はあんなに・・・愛してるって言ってたじゃない!」
「そんな昔の事は・・・想いだしたくも無いから!もう!」
「じゃ・・・アレは嘘だったの???」
「だから・・・昔の事は想いだしたくも無いんだよ!」
「嘘つき!」
「なんとでも言ってくれ!・・・お前とは、これっきりだから・・・」
「泣いちゃうから・・・」
「あー泣けば・・・!それで気が晴れるなら、サァどうぞ!」
「・・・・夜だって上手く行ってたじゃない!」
「それは・・・お前だけだよなぁ~~」
「・・・どう言う事?」
「お前だけが・・・満足してた・・・って事だよ!」
「・・・そんな・・・貴方だって・・・満足してたじゃない!」
「最初はね~~・・・でも・・・もう無理!」
「私・・・家事もチャンとしてたし・・・」
「あーそうだなぁ~~!」
「じゃ・・・・だいたい別れる理由は何よ???」
「お前・・・俺を見て・・・わからないの???」
「エエ、わからない・・・んだけど!」
「そうか・・・そんな状態じゃ・・・矢張りもうダメだよ!」
「何が不満なの?」
「不満???」
「そう、なんなのよ?」
「この状況で・・・不満って言うか・・・マジで!」
「だから・・・チャンと理由を私にわかる様に言ってちょうだい!」
「・・・理由???マジ呆れたなぁ~~!」
「茶化さないで・・・チャンと答えてちょうだい!」
「茶化す?・・・オイオイ!」
「サァ・・・チャンと答えて」
「オット・・・それ以上近寄るなよ!」
「近寄りたくても・・・貴方がそうしてたら近寄れないでしよう!」
「マァ・・・それが一番の原因だよ!」
「・・・」
「だいたい・・・お前・・・鏡を見た事あるのか???」
「そんな・・・」
「何が・・・そんな・・・だよ、まったく!」
「・・・・私の事は・・・言ってくれれば治すから・・・」
「治す???絶テェ~無理だから」
「無理じゃない!」
「なんだと~!」
「無理じゃないって・・・私なりに頑張ってみるから!」
「さっきも言ったけど・・・鏡見た事・・・イヤイヤ、鏡見れるのかよ?」
「・・・・それは・・・ごめんなさい!」
「だろ~~だから無理だってばよ~~」
「たったのそんな理由だけで・・・別れるの?」
「たった?・・・何言ってるのお前は!」
「だって・・・!」
「じゃ・・・ハッキリ言うけど・・・俺は、お前と同棲する前は体重75キロ有ったんだよなぁ~!それが今じゃ38キロしか無い!」
「・・・・」
「お前は・・・・サタンの娘だって最近気づいたよ!夜の営みをする度に・・・俺の命を喰ってたんだよなぁ~!」
「・・・・」
「だから鏡にも姿は写らないし!このまま行くと俺の魂は地獄に落ちちゃうんと違うか?」
「・・・・人間の癖に!」
「オオ!出ましたね~~本性が!」
「エェイ、人間・・・その十字架とお札を取りやがれ!」
「フン!やなこった、この悪魔メ!」
「ガルルルル~」
「オオ、口が耳まで裂けて居るぞ、目もトカゲの様な目だし、耳も尖って・・・もう!」
「黙れ人間メ!」
「うるさい・・・ホレ聖水じゃ!」
「ギャ~~」
「ヤレヤレ、危ない所だった!悪魔祓い師に相談して良かったよ!」
こうして同棲生活は終止符を討った!
ー END ー
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