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祖母の秘密
いつもより遅くに帰宅した。
七時を過ぎていたので、母と祖母は少し心配していた。
「ごめんなさい。友達に誘われて、と…図書館に行ってたの。
凄くたくさん本があって、悩んでいるうちに時間が過ぎてしまって。
これからは行く日の朝に話しておくね。」
食事を食べながら答えた。
「相変わらず、本の虫ね?あまり遅くならないようにね?バス停から家までは、夜は人が少ないわ。」
「うん…。」
「このはは、どんな本でも読みたがるからね。悩んでしまうのだろうね。」
藍田 絹枝は、孫を優しい目で見て言った。
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