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その事実を知ってからというものの、私は未だ部屋の隅にちんまりと座って、ガタガタ震えている。
私は…なぜこうなった…。
さかのぼること、数日前。
私は、幼い頃から通い続けていた塾をやめた。
塾から帰る度に毎日、お母さんに愚痴を言っていたためだろう。
眼鏡のおじさん先生が…とグチグチ。
字が汚いやら教え方が下手やら、そのくせ説教だけが長々しいなどなど。
そうしたらお母さんがぱっと思いついたように、明るく言ったのだ。
「それなら、お祖父ちゃんの塾に行ってみたらどう?」
お母さんの言うには、
ここから車で二十分ほど行った田舎町に、お祖父ちゃんが長年開いている塾があるらしい。
そこには私と同い年の子が四人いて、四人共とても仲が良く、更にとても良い子達だから、私もすぐ打ち解けられるだろう、と。
新しい友達ができる機会だと思ったし、
何より気軽に行くことができる塾だと想像できて…楽しみにしてたのに。
この…現実は…あまりにも厳しい!
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