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「新入り、女子?!」
え、あっハイ…。
どこからどう見ても女子ですが…。
心の中で、小さく返事。
「なんていう名前?」
「えっと…ゆ、侑華…。」
私の今の立場は、産まれたての小鹿。
どうやら仲間らしいんだけど…その『仲間』達を見て、震えている鹿だ。
「俺、次田勇希。」
最初に、ツンツン頭が自己紹介。
いかにもスポーツ系男子って感じ。
「俺は、盛岡聖也。よろしく!」
次に、前髪がやけにサラサラの人。
なんか…ナルシス…いや、人を見た目で判断するのはよろしくない。
そして、最後。
「僕は、犬塚虎太朗だよ。」
ワンワン。
とは言ってないけど…子犬みたいだ。
やばい、名前聞きそびれた。
『犬太郎』くんでいいかな?
「あ、えっと…よろしく、です…。」
そう、私がつまずいたのは、この現実。
だって…。
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