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「あー…ごめんね、いつもあんな感じだから。
南城奏っていうんだ。よろしくね。」
犬太郎くんが代わりに挨拶してくれた。
南城…奏、くん…。
ここからはよく顔が見えないけど、勉強熱心なのかな?
一心不乱に勉強か…。すごいな。
あの塾を嫌って飛び出した私、見習おうよ。
その私の考えを見透かしたのか、今度は勇希くんが答えてくれた。
「あぁ、あいつ?勉強してないよ。
ほら、見てみ。」
え?
勇希くんに着いて行き、恐る恐る奏くんに近付く。
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