1人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
3次のキミより2次のキミ
それは突然に訪れたさようなら
聞きたくても聞けなくて
聞かなくても
彼と私の温度は同じだと
祈るように
願いながら望んでた
結局縋っていたのかもしれない
真実はひとつも無かったかもしれないけど
私だけはそれを愛と呼びたかった
でも彼は気まぐれの優しさをかねた戯れだった
ずっと私が愛してるから
私が幸せだからそれでいいと
彼からもらえるのは
唇から溢れるウソと肌の温度
おひとり様の人生を緩く縛り
「どこに行ってもいいさ」
でも離れる事を許さず
飼い慣らしていく
笑った分泣いて
満たされても離れたら
また泣いて
彼は自由な既婚者だった
やっと差し出された手を取らず
抱きしめられた温もりも捨て
心に積もった愛を
自分に
まずは自分で自分を幸せにしてあげなきゃと
彼を想うことを辞めた時間
本を読んだりしてた
そして
それは突然に私の中の止まっていた時計を動かし出す
真夜中のふいにつけたPC
オススメ動画に上がってきたのは・・・
全く知らなかった声優さんのトーク番組
そうこれは
私が3次元の恋に疲れて
2次元にハマった濃い物語
あっ違う恋物語
長い年月の恋だったから
何度も後悔もしたし
戻ろうとした
でも・・・
あの日が正に運命の日だったから
10年前 愛人になった私を
8年前2次元に惹き付けてくれたのは
1人の役者さん
でも夢中になるのはまだ先の話し
次は過去に触れます
最初のコメントを投稿しよう!