3次のキミより2次のキミ

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3次のキミより2次のキミ

それは突然に訪れたさようなら 聞きたくても聞けなくて 聞かなくても 彼と私の温度は同じだと 祈るように 願いながら望んでた 結局縋っていたのかもしれない 真実はひとつも無かったかもしれないけど 私だけはそれを愛と呼びたかった でも彼は気まぐれの優しさをかねた戯れだった ずっと私が愛してるから 私が幸せだからそれでいいと 彼からもらえるのは 唇から溢れるウソと肌の温度 おひとり様の人生を緩く縛り 「どこに行ってもいいさ」 でも離れる事を許さず 飼い慣らしていく 笑った分泣いて 満たされても離れたら また泣いて 彼は自由な既婚者だった やっと差し出された手を取らず 抱きしめられた温もりも捨て 心に積もった愛を 自分に まずは自分で自分を幸せにしてあげなきゃと 彼を想うことを辞めた時間 本を読んだりしてた そして それは突然に私の中の止まっていた時計を動かし出す 真夜中のふいにつけたPC オススメ動画に上がってきたのは・・・ 全く知らなかった声優さんのトーク番組 そうこれは 私が3次元の恋に疲れて 2次元にハマった濃い物語 あっ違う恋物語 長い年月の恋だったから 何度も後悔もしたし 戻ろうとした でも・・・ あの日が正に運命の日だったから 10年前 愛人になった私を 8年前2次元に惹き付けてくれたのは 1人の役者さん でも夢中になるのはまだ先の話し 次は過去に触れます
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