2012は恋心を閉じた

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2012は恋心を閉じた

実は2012年 私は1年彼に逢いに行きませんでした 前年の2011年3月 東北大震災で被災した8月と12月に逢いに行きましたが 彼からは1度も労いの言葉もなく 私がいつもお金を出すことにやっと疑問符が浮かんだからです 少しずつ、夢から覚めた頃でもありました 彼の事を考えない日は無かったけど 恋愛以外に趣味を持とうと 色々資格取得に頑張ってました 少しずつ恋愛思考の支配が弱くなった頃 ある漫画のキャラとアプリの声に惹かれる瞬間が来ます 私はずっと週間少年漫画を買って読んでいました。 当時は漫画界が豊作だったのか アニメ化が早かったですね その中でハマったのがバスケ漫画 この頃に流行ったバスケ漫画は一つしかありませんからすぐおわかりになる方もいるかも この連載漫画を読み出したのは 私がバスケット経験者という事と 青春時代の素晴らしいバスケ漫画が好きだったのが影響してました その中に主人公の中学時代の同級生 この漫画の登場人物には名前にカラーが入っていたので覚えやすかったですね 私がビジュアルや性格、会話やライフスタイルなどパッと心惹かれたのは イメージカラーは黄色の彼でした 漫画時代からずっとブレずに彼が好きでした。 チャラく見えるけど根は真面目 見えないところで努力する ギャップ萌えです。 タイトルと名前も出したいけど 書いちゃまずいかなと思って今は控えます やがてアニメが始まり それぞれのキャラが動き出し 「まぁみんな声合ってるよね」 なんて娘達と話します でもこの時は全然中の人には興味はありません 好きな漫画がアニメ化した それだけです。 そして私は自分の想いの表現先にブログを選びます。 最初はライブドアで その次はアメブロに引越し 誰にも言えない婚外恋愛でしたから 愛をささやくのも 愛を伝えるのも 気持ちの奥のものを吐き出すのもブログでした。 フォロワーさんが増えると なんとなく理解者が増えた気がして 自分のこともここで受け入れられてると 人には言えない恋だけど味方はいるんだと 安堵してました。 決してこれが正しいと思ったことは無かったけど 世界中の人が反対しても 奥様にバレても離れるつもりは無かったのは 事実です アメブロを書いていると 様々なアプリの告知が入り 私は根負けして一つだけ開いてしまいます 今は配信が終わってしまったアプリなので 記憶が曖昧なのですが 私はこのアプリにどハマりしまして 彼への恋情がほとんど無くなりました 1年位やった頃にアプリ終了してしまい データを削除するのが本当に切なかった ゲーム会社って見極めが早くてダラダラ放置されるよりは告知してくれるだけ良心的です こうやって、漫画とアプリに満たされた日々 彼にもメールしなくなると 急にマメに彼からメールが来るようになります もちろん戸惑うし なんで優しいのかもわからない でも喧嘩もしないで 彼の気まぐれな優しさに 私はホッとしてました。 この頃から私は 彼の隣には立てなくて 言いたいことも言えず 喧嘩になりそうになると 嵐が過ぎるのを待ちました この時が別れのタイミングだったのかなと 今は思えますが こんな激しい性格の私を扱えるのは彼しかいないと思いこみ 彼を無くしたら誰にも一生愛されないと 支配に似た被害妄想に身を投じてました 芸能界で仕事をする彼は 平凡な主婦の私にとって 見た事のない世界に引き上げてくれた人だったからです
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