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転がった物を手に取った。なぜこれを柊晴が?
……私の、よね?
アトマイザー。中身は?シュッと小さく出した、永遠の香り。間違いない、私のものだ。
出したエタニティの香りがアリュールの香りと混じる。
過去か未来か……
あれ……?
ぶわっと、何かが溢れ出す。若い頃に戻ったような。この感覚……。
あ、今朝だ。
今朝と……柊晴と道の真ん中で立ち止まった、あの時の感覚と同じだ。不思議な感覚……何だろう。
その時、着信音によって、我に返った。
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