42.永遠の誓い

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 光の愛を信じきれなかったからだ。 俺が落ち着いた男でも、我慢出来ずに直ぐに光に抱き付く男でも、俺が俺である限り、光は俺を愛してくれる。それを忘れてしまっていたからだ。何も我慢することなんて無かった。  ありのままで、俺のままで…… 愛のままに。  “思い出した時の為に”いつもそう思っていた。“今の光”に何をしてやれただろうか。  結婚式で“永遠の愛”を誓ったのは今の光なのに。“永遠”とは何だろう。俺はずっと、過去に未来を探していた。  永遠とは……インフィニティ……無限の過去、今、無限の未来。未来だけじゃない。未来だけじゃないんだ。 『前世では、添い遂げれたのかな』 『来世は……』  あの日のやり取りが頭に浮かんだ。  前世から今を経て来世へ。過去から今を経て未来へ………今、やっと分かった気がした。  永遠の愛の誓い。その意味を。  こんなにも……光に会いたい。
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