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三神拓磨くん。
私のクラスメイトであり、隣の席の男の子。
男の子が苦手な私が話せる人(貴重)!
この前、三神くんのバッグから落ちたキーホルダーを拾ったときに、同じゲームが好きなのだと気が付いた。
「ああ、こ、ここ、これ、『勇者の休日』のサウンドトラックに付いてくる、あの初回限定版キーホルダーだ!!」
あの時は、興奮して思いっきり図書室に響く声で叫んでしまった(笑)。
ゲーム内で友達登録して、昨日も夜にチャットしながら限定キノコ狩りに付き合ってもらったんだよねえ…。
「三神くん、昨日は夜遅くまでありがとうございました。」
改めてお礼を言うと、彼は照れたように頬を触る。
「こちらこそ、遅くまで付き合わせてしまってごめんね。今日は早く寝るんだよ?」
「はは……」
お母さんみたいな発言に軽く笑うと、彼はジトーっとした目でこちらを見てきた。
「分かった?」
「はい、分かりました!」
ビシッと敬礼すると、安心したように頷かれた。
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