仲直り

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「それは?」 彼が私が持っていた白い箱に目をやり、尋ねてきた。 「あ…、これ、ケーキなの。 街を歩いていたら美味しそうなケーキが売っていたから、思わず買っちゃった。 あなたの好きなチーズケーキもあるよ」 私はそう言いながら机にその白い箱を置き、中身を彼に見せた。 「美味しそうだね」 彼は嬉しそうに目を細目ながら、呟いた。
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