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真っ白な日
(海青くん昨日は奏多くんと何を話していたの?)
既読まだしてないみたいだ。
もうこんな夕方なのに…
返信が気になり過ぎて今日の授業が全く頭に入って来なかった。
何でこんな肝心な質問を見ないのだろう。
んでも、今日は忙しいかもしれないし明日には返って来るだろう。
そう思っていたが明日になっても明後日になっても返信は来なかった
「奏多くん、あの後何かあったの!?」
私は奏多に直接聞いて見る事にした。
「あの後って?」
「猫カフェ行った帰り」
「何もなかったけど?」
「連絡付かない」
「は?」
「海青に何を聞いたか教えて貰えないかな?地雷踏んでしまってたとかあるかもしれないし」
「いや……あ。」
急に心当たりがあるような顔して手で口を抑えた。
「小学の頃ヤバい奴が居たのを思い出してさ、そいつ名前が海青だったから同一人物なのか問い詰めた」
「それだけ?」
「事故について聞いたら、機嫌悪くなってた。多分あれが原因かも」
「事故?」
「急に事故に巻き込まれて俺の前から消えたんだよ。アイツ」
そう言った後、奏多が少し焦った様子でレインを打っていた。
だが、また次の日もその次の日も返信が来る事はなく心配になった私と奏多は海青の家に直接行く事になった。
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