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ピンポーン
…………
誰も出ない。
気付いてないかもしれないと思った私はもう一度チャイムを押した。
が、出ない。
「どうする?」
奏多を見て言うと奏多はドアの取っ手をつかみ出した。
「鍵合いてる」
流石に無断で入っちゃ不法侵入になるけど今はそんな事を言ってられない。
「お邪魔します」
と言って私はドアを開け中へ入った。
前に案内されたリビングには誰もいなかった。
それから部屋中汲まなく海青を探しまくった。
「おい。」
奏多に呼ばれリビングに戻ると海青のスマホが床に置かれていた。
奏多が海青のスマホを手に取り弄り出した。
「やっぱり…異常事態だった…」
そう呟いた奏多がスマホを見せてきた。
連絡履歴には119 救急車を呼んだように見えた。
ビックリしてしばらく固まっていると
「近くの病院へ行くぞ」
と奏多は部屋を出ていってしまった。
少ししてから私も奏多の後を追った。
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