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1時限目終わりで司が海青の席の前で何か言おうとしていた。
「海青くん。あ、あの」
「なぁーに?」
「え、えと、ぶ、文芸部に入りませんか?」
「いいよぉ☆でも条件がある。」
「な、何?」
「フカフカのソファーベッドある?」
「え?」
「ないなら入らない」
海青は机に顔を押し込み
「スーッスーッ」
とそのまま眠ってしまった。
司くんは唖然としていたが、
「あの頃と変わってない…」とボソッと呟いて教室から出ていってしまった。
放課後、帰る準備をしているとまた司くんが海青の前に現れた。
「ソファーベッド用意しました」
「じゃあ、入る!」
と司は海青を連れて行ってしまった。
ってかそんな物何処から用意したんだろう。
「帰りクレープ食べに行かね?」
「うん!」
芽衣に誘われ私はバッグを片手に教室を出た。
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