新しい旅の仲間

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「まぁ、任せろ。このくらい余裕だ。」 そう言うとカイルはすごいスピードで人影が蠢く霧の向こうへと走っていく。 ウォーレンはどんどん倒れていく影を見ているしかできなかった。 カイルと思われる影は、素手でどんどんゾンビたちを殴ったり、引っ掻いたり、蹴ったり、物理的に倒していく。 しばらくすると周りには、もう動く影も音もなくなった。あるのはカイルと思わしき影だけ。 その影がウォーレンに向かって歩いてきた。 ウォーレンはつい反射的に彼に銃を向けてしまう。 「おいおい…また頭ぶち抜く気か⁉︎」 カイルは、さらにゾンビたちの血で汚れた顔で不敵に笑ってみせる。
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