2人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ、任せろ。このくらい余裕だ。」
そう言うとカイルはすごいスピードで人影が蠢く霧の向こうへと走っていく。
ウォーレンはどんどん倒れていく影を見ているしかできなかった。
カイルと思われる影は、素手でどんどんゾンビたちを殴ったり、引っ掻いたり、蹴ったり、物理的に倒していく。
しばらくすると周りには、もう動く影も音もなくなった。あるのはカイルと思わしき影だけ。
その影がウォーレンに向かって歩いてきた。
ウォーレンはつい反射的に彼に銃を向けてしまう。
「おいおい…また頭ぶち抜く気か⁉︎」
カイルは、さらにゾンビたちの血で汚れた顔で不敵に笑ってみせる。
最初のコメントを投稿しよう!