終わりの始まり

2/4
前へ
/42ページ
次へ
その内容に動揺を隠せないウォーレン… ここ最近母親とも連絡がつかなかったり、少し山を降りると動物や人の変死体が転がっていたりと、いち早く異変に気付いたフランクは偵察のため外に出ていたようだ。 ウォーレンたち親子は、予定してた日数より長く山小屋で過ごしていた。 外で異変が起きているのを感じていたため、父親の判断で小屋に篭っていたのである。 「早く家に帰っておけばよかった…これ絶対バイオハザードじゃんか⁉︎マジかよ…」 ウォーレンは怯えながら頭を抱えてうずくまってしまった。 「街の方へ行ってたら、人がたくさんで巻き込まれてただろ‼︎ここの方がマシだ‼︎」 フランクは、説教のようにウォーレンに強く言う。 その怒鳴り声に、ウォーレンはガクガク震えていた。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加