たんなる幼馴染みから……

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たんなる幼馴染みから……

わたしは肯定も否定もしてないのに、創志と付き合ってると、同期や近い部署の人に言われ、理想のカップルと噂になった。 「創志、会社でわたしと創志が付き合ってる事になってるんだけど、なんとかならない?わたしと創志、たんなる幼馴染みじゃん」 いつもより遅い23時前に我が家にご飯を食べにきた創志。 鯖の味噌煮とほうれん草のお浸しとわかめと豆腐の味噌汁とご飯を、創志の前に起き、ため息をつく。 「……たんなる幼馴染みっていい方、酷いな」 鯖の味噌煮を口に入れながら、創志がボソッと呟いた。 いつもより疲れてる創志にそれ以上は何も言わなかったけど、創志はわたしの事をどう思ってるんだろうって、ふと思った。 「創志、洗濯物」 いつのまにか創志の洗濯物もが引き受けて、普通に創志のパンツも洗ってるわたし。 創志のお世話係りをしてる気がする……。 「咲紀、GWは京都に帰るだろ?」 「帰るよ1週間も休みがあるから楽しみーー」 実家に帰って、三食昼寝付きの生活を遅れるのが楽しみでならない。
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