370人が本棚に入れています
本棚に追加
それから数十分待っていると菅原が帰ってきた。
菅原「ごめんね〜少し遅くなった」
「………いや…別に…」
俺は手を洗いながら鏡に写っている菅原の顔色をみていた。
菅原「もう帰ろっか」
「………ゲームセンター良いのか?」
菅原「………いや、いいよまた今度連れてきてよ」
「あぁ…」
た、助かった…
正直もうすぐにでも家に帰りたかったから…
でも…き…気まずいな、友人にあんな恥ずかしい格好を見られていたたまれない…
菅原「へ〜た…ごめんね…?大丈夫?」
「えっ?いや…お前別に悪くねぇし…むしろ…助かったありがと…」
あのままこいつが来なかったらと思うとゾッとする…。
菅原「………う〜〜へ〜た…」
「わっ馬鹿っ抱きつくなっ」
菅原「ごめんね…ごめんねもっと周り警戒するべきだったよね…ううっ」
「なんでお前が泣いてるんだよ…もう終わったことだろいいよ…」
菅原「………へ〜たって地味に男前な性格してるよね…」
「は?地味には余計だわ!」
菅原「あはは〜帰りはタクシーで帰ろうか」
「はぁ?金かかるからいいわ」
菅原「僕が持つからタクシーにしておこう」
「………割り勘でいい」
菅原「……えっいいのに…」
「うるせ〜これ以上お前に貸しを作りたくない!」
菅原「………ん〜……あっ!じゃあさ!へ〜た!今度マクドっての奢ってよ!僕食べたことないんだよね!」
「は?それは別に良いけどそんな安いのでいいのか?」
菅原「うん!十分!」
「そうか…」
最初のコメントを投稿しよう!