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??「だ〜れだ〜」
俺は分厚い書類を抱きかかえて身をかがめながら周りに警戒をして待っていると後ろからいきなり目隠しされた…。
「これをやっていいのは女の子だけだぞ……
菅原………」
少しビビったじゃねえかよ!コノヤロー!!
菅原「あはっでも答えるんだねぇ〜
お待たせ〜へ〜た」
「本当に遅い!」
菅原「ちょっと手間取ってさ〜ごめんね〜お詫びに何か奢るから〜許して〜」
「………いや…別にそこまでしなくてもいいけど…てか…ありがと…」
草の根をかき分けてきたんだろうか服が所々汚れているし頭に葉っぱもついて息も上がっている…。
菅原「え〜ど〜いたしまして〜?」
「髪に葉っぱついてるぞ…」
菅原「え?っどこ?」
「とってやるからジッとしてろ」
俺は菅原の頭をガッと掴んで髪についている葉っぱを取りついでに服の汚れも一緒に払った。
菅原「あ…ありがと〜///………」
「お前………」
菅原「え?なに?」
「何赤くなってんだ?熱でもあんのか?」
菅原「ちっ違うよ!バレたかと思って…」
「なにが??」
菅原「いや…別に…分からないんならいいんだよ…」
「………!…あ〜もしかして、お前が俺の事心配して息切らしてまで急いで来てくれたことかぁ?」
菅原「うえぅ!?いや違っ僕別にそんなつもりじゃっ」
「ほ〜顔真っ赤だぞ〜?」
こいつすぐ顔に出るな…分かりやすい。
菅原「うっうっだって…この学校だって暴漢騒ぎあるしっ!」
「………は?まじかよ…こわ」
いやいや…この学園のセキュリティ優秀じゃなかったけ??え、まじ??
菅原「………まじだよ…だから風紀がいるんだから………」
「ちょっとショックなんだが…」
菅原「あはっ大丈夫だよ!へ〜たは僕が守れる範囲は守ってあげるよ!」
「そりゃ心強いわ…絶対呼んだら駆けつけてくれよヒーロー」
菅原「もちろ〜ん大声で呼んでね〜」
「………まじだからな」
菅原「あはっわかってるよ〜それより早く行こ〜」
「あぁ…そうだな」
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