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空海「やぁやぁ!!初めまして!俺は風紀委員長を努めている空海 智也(くうかい ともや)だ!君が月並くんだな!菅原から話は聞いているぞ!近い距離なのに!迷子になりながらも良く書類を無事に届けてくれた!偉いぞ!これはたしかに預かった!!ありがとう!!」
「あ…はい…」
入った途端に果てしなく熱苦しい挨拶をされて
労われたが…なんだろう…馬鹿にされている気がするんだが…
こんな近いのに迷子になって迷惑かけてんじゃねぇぞああん?って感じで……。
「なぁ……菅原…」
菅原「………言いたいことは分かってるよ………でも空海先輩は、本当に悪気ないんだよ…いつもの事だから気にするだけしょうがないよ」
「まじか…」
空海「どうかしたかな??」
「あ、いえ…え〜と俺ここで失礼しますね…」
空海「遠慮するな!少しここで休んでいくといいぞ!」
「あ…いや、出ていってからかなり時間が経ってるのでこれ以上サボると怒られるので帰ります」
空海「む…そうか話をしたかったんだがそれは残念だ…よし!じゃまた今度うちに来てくれ!!話をしようではないか!!」
「あ、はい、またいつか…」
空海「よし、絶対だからな!!」
「………失礼しました」
俺は半端投げやりに話を終わらせて
風紀室の扉を閉めたが何故かまたすぐに開いた。
「え?」
驚いていると中から菅原が出て来た。
菅原「へ〜た!一人で帰れる?」
「………帰れるわ…」
生徒会室はこの上にあるんだろ…
流石にもう間違わねぇよ…こいつどんだけ俺をバカにすれば気がするんだ。
菅原「そう、じゃあ気をつけてね〜」
「へいへい…」
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