370人が本棚に入れています
本棚に追加
《数十分前》
※視点変更
望月視点
《生徒会室》
会計「ヘチマくん遅いねぇ〜」
「………」
確かに…下に降りるだけにしては遅い…
…まぁ、大方迷ったとかそんなところだろうけど。
会長「………流石に遅すぎるだろ…そっからそこだぞ…」
会計「お茶でもしてるのかなぁ」
会長「………誰か連れ戻してこい…」
会計「それならぁ俺が行「僕が行きます」え?」
ここでこいつにサボられると仕事がいつまで経っても終わらなくなる。
会計「え〜〜もっち〜が行くのぉ〜?」
「会計様は仕事があるでしょ」
会計「そ〜だけど〜…ちぇ〜せっかくサボれると思ったのにぃ」
会長「…お前くだらないこと考えんじゃねぇ…はぁ…悪いが望月…行ってきてくれ」
「はい」
…
…
…
生徒会室を後にし風紀室の扉まで来てノックをすると誰も返事がなかった。
なに…?いないわけ?
扉に手をかけると鍵はかかっておらず開いたので
中に入るとパソコンの前で真剣に何かを見ている風紀委員達がいた。
「ねぇ、菅原…なんかあったわけ?」
菅原「え?も、望月くん!?なんでここに…」
「ノックしても誰も返事しないから勝手に入ってきたの」
菅原「そ…そっか…ごめんね…あっ…へ〜たと会ってない??生徒会室に戻るって言ってさっき出て行った所なんだけど…」
「会ってないし…迎えに来たんだけど…なに?慌ててどうかしたわけ?」
菅原「そ…それがへ〜たからさっきメールでヘルプって来て…それで今から…探しに行こうと思って」
「居場所は分かってんの?………」
菅原「今、空海先輩が生徒手帳のGPSで位置情報を特定してるところだよ」
「そう…」
あ〜面倒くさい事になってる…取り敢えず連絡入れとかないと…。
………唯一知っている会計の連絡先に電話をかけるとすぐに出た…。
ワンコールで出るとか仕事ちゃんとしてるわけ…?
会計『やほ〜もっち〜どったのぉ〜?』
「ちょっとトラブルが合ったので遅くなります、もし月並が帰ってきたら連絡下さい」
…まぁ…僕とすれ違いになってる可能性はないと思うけど自力で帰ってくる場合もあるし…ね…
会計『えっ?なんかあったの?』
「ええ…まぁ月並が行方不明らしいです」
会計『えっ!!』
「じゃあっよろしくお願いします」
会計『ちょっ』
面倒くさいからそこで大人してろと言う意味を込めて途中で切った。
最初のコメントを投稿しよう!