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あれから風紀室に連れられて行かれると
またあの暑苦しい人に会い事情を説明した。
そして
空海「大変だったな!!!でもよく頑張ったぞ!
風紀に欲しいぐらいの勇気の持ち主だ!!」
わしゃわしゃと頭を撫でられ
髪が鳥の巣のようになった。
「………」
ああ、非常に暑苦しい…帰りたい
望月達は先に生徒会室に戻っていったし…
羨ましい…。
そういや…去り際に会計に「かいちょ〜が心配してたから顔出してあげてね〜」と言っていたのでこれが終わったら次は生徒会室に行かないといけない…
帰りたい明日にしてほしかった。
菅原「あ〜え〜と…空海先輩…へ〜た…疲れてるみたいなんで…終わったなら帰ってもいいですか?」
空海「…む、そうか!それは配慮が足りなかったな!!すまない!!」
《ガンッ》
「ヒッ……も…大丈夫ですから…
顔を上げてください」
…いきなり顔を机に打ち付けるなよ、びっくりするだろうがぁ!!
空海「すぐにでも帰らせてあげたいが少し待ってくれ!君に会いたがっていた子がいたんだ!」
「?」
空海「呼んでくるから待っててくれ!」
「え…ちょっと…」
………この学園、人の話聞かない人多くないか?
大丈夫か?
??「………あ…あの…これ…どうぞ…」
「え?」
少しこの学園が心配になってくると後ろからビクビクした感じでお茶を出してくれた。
「…あぁ……ありがとうございます…」
お茶を出し終えるとすぐさま引っ込んでしまい、奥の部屋に消えていった。
なんと言うか…見た目と挙動が小動物その物で少し口元が緩んでしまった。
「誰だあのなんとも言えない小動物感漂う人は…」
菅原「あ〜あの人は副委員長の大波 透(おおなみ とおる)先輩だよ」
「えっ…年上かよ…」
菅原「あはは〜見えないよね〜
僕も最初びっくりした〜」
「人は見かけによらないな…」
だいぶ失礼なこと言ってる自覚はあるが本当の事だしょうがない。
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