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菅原「へ〜た?」
「わかんっねぇっ」
しまったっ頭真っ白で今どこ走ってるかも分からなくなって…
ゃっばっいっイクッ
「ィッ〜〜」
はっはぁっくそ…気が緩んだっこんな所でイクとか俺変態かよっしかもこいつの前で……
菅原「?」
菅原は今ので何か疑問に思ったのか視線をスマホからこちらに向けてくる。
っやばいバカッこっちを見るな!
やめろ!
見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな見るな
菅原「!」
俺の願いとは裏腹に菅原とパチンと目があってしまうと菅原は途端に顔色を変えて痴漢野郎の手を掴んで振り払うと俺を抱き寄せてきた。
「菅原ッ」
菅原「隠しててあげるから服整えて?バレたくないんでしょ?」
「わりい…」
次は☓☓駅〜次は☓☓駅〜
菅原「降りる駅ここだよね?」
「ぁあ…」
菅原「ん、ほら扉開いたよ行こっ」
「あ、の…トイレに」
菅原「分かってるけど、あのおじさんがつけてると危ないから僕も一緒に行くね」
「ッわるい…」
トイレの前まで…つくと俺は悩んだ…
この格好で…どっちに入ればいいんだ………
菅原「へ〜た?どうしたの?」
「いや…俺はどっち入ればいいんだ?この格好で男子便に入るのもおかしいだろ??」
菅原「………確かに…人通りも多いしね…」
「………」
菅原「………外に出て公衆便所って他にある?」
「あぁ…、あるにはあるけど…」
菅原「へ〜たが我慢できるって言うなら付いて行くけど?」
「お願いします…」
菅原「ん、じゃあ行こ」
俺は菅原にまたまた腕を引かれて歩くことになった…今日は助けられてばかりだな…。
情けねえ…。
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