4月25日

1/5
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ

4月25日

午前7時 ベットの上で僕は眼を覚ます。 7時にジリリリリとけたたましい音で鳴るはずの目覚まし時計は4月25日の6時59分で止まっていた。 ベッドから起き上がり、朝食を食べ、僕の4月25日が始まった。まず僕は、パソコンを立ち上げネットの小説の続きを書き、公開する。朝にこれをやることで、今日の夜くらいには、反応が見れるからである。 午前9時 母親から電話がかかってくる。引っ越しをするので、僕の部屋にあるもののどれを捨てていいかどれはとっておいたほうがいいのかわからないから一度帰ってきてほしいという電話だった。そして流れで母親は、僕が子供の頃の話を始めたので、僕は聞き飽きたその話を聞いていた。 午後3時 ホームセンターに用事があり、ホームセンターに目覚まし時計を持って来ていた。 最近は、小説を書くためのネタでもないかといろんなところに行ったりしていたのが、それ以外の理由で、外に出るのは久しぶりだった。 目覚まし時計を直さなくても別に良かったのだが、これで最後だから目覚まし時計を直しておこうと思い持ってきた。どうやら夕方ごろまでには修理が終わるらしく、それまで時間を潰し、目覚まし時計を受け取り家へ帰った。 午後9時 今日の朝更新した小説の反応を見る。 予想通り批判のコメントで埋まっていた。 今日も、何も変わらない4月25日が終わろうとしていた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!