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｢妖夢を探さないとな…｣
｢誰を探すんですか？｣
｢え？｣
｢やっぱり来てくれたんですね…レイゼルさん｣
あっさりと妖夢が姿を見せた
｢無事だったか｣
｢はい、なんともないですよ…｣
｢お前を捉えた敵はどうした？｣
｢…彼なら今頃、可愛がってもらってるはずですよ｣
｢どういう意味だ？｣
アッーーーーー！！
｢あっ、察した…｣
｢ずっとああやって叫んでるのでそろそろ終わるかと…｣
｢きたねぇ断末魔だ…｣
妖夢と合流したレイゼルは背後から聞こえる断末魔に苦笑いを浮かべた…その時
銃声が響く…撃たれたのは…
｢っ！｣
｢そんなっ！！｣
レイゼルだった…
｢レイゼルさん！！｣
｢化け物め…これで…我らの勝ちは…｣
｢っ！！｣
レイゼルは振り返り、落ちていた拳銃で軍人の頭を撃ち抜く
｢レイゼルさん！しっかりしてください！｣
｢…大丈夫だ、左肩をやられた……それだけだ｣
｢出血が酷い！貫通されたようです…今塞ぎますから！｣
｢今はいい！それより、この基地はもうすぐ自爆する…｣
｢なんですって？！｣
｢霊夢が、俺以上に暴れたんだ…連中はもう撤退してる…ここを自爆させて俺たちを屠る気さ…｣
｢そんな！？…どうしたら｣
｢妖夢、お前は逃げろ…俺は、やることがある｣
翡翠を支えにして俺は立ち上がる
｢置いていけません！｣
｢行くんだ…未来のために｣
｢嫌です！レイゼルさんが逃げないのなら私だって｣
｢…すまんな｣
｢レイゼルさっ｣
レイゼルは妖夢を転移魔法で紅魔館へ飛ばした
｢…霊夢、お前ももう行け…｣
｢あんた、どうする気？｣
｢…この基地を外の世界の博麗神社で爆破させる…結界を通じて二度と奴らが来れないようにな…｣
｢そんなことをすればあんたもタダじゃ済まないわよ？｣
｢分かってるさ…大丈夫……帰ってくるさ｣
そう言って、俺は魔法陣を展開させる
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