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「…高見さんの会社に出入りを始めた、水野こそ、好子の不倫相手です…」
「…好子さんの…」
私はそう言ったきり、しばし絶句した。
まさか、好子の不倫相手が、水野だとは思わなかった…
いや、私は心の中で、必死に、好子の不倫の記事を思い出していた。
週刊誌では、好子の顔は、目の部分が、黒く線が引かれ、顔がわからないようにしていた。
だったら、相手の男はどうだったか?
好子に興味の大半がいき、相手の男の顔を覚えていない…
しかしながら、好子の目に、黒い線を入れていた以上、相手の男にも、同様に、顔いや目に黒い線を入れていた、可能性が大…
いや、大どころか、入れていた…
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